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「しつけ帖」幸田文著

感じ入ってしまった。

 

幸田露伴と文。強力な師弟のような親子。

絶対的な父。しかしそれにふさわしい格を持つ父。

反抗しつつそこにくらいついて、畏敬と信頼、理解を深める娘。

何か絶対的な存在に従いかしずいた生き方…というのに多少の憧れもあるから、いいな…と思ったり、こわいわあと思ったり。

 

実際的な教訓のひとつに”台所に立つあいだ可能な限り乾いた手でいる”ということ。

「わたしの献立日記」沢村貞子著

この長い連休の最後に「わたしの献立日記」を読む。

沢村貞子さんの著作はいつももう、頭が下がりますのひと言につきる。

「台所帖」幸田文著

息子が「美味しい」という味が広がってきた。

今まで工作のように料理をしてきたけれど、もうちょっと理論を知って上手になりたいなと思い、あれこれ「〜すると良い、なぜならば…」が書いてある料理の本をいくつか読みふけっている。「台所帖」はその箸休めのような読書。

 

幸田文さんの文章を読んでいると、周囲のひとや時代から理不尽な扱いを受けることは、必ずしも悪ばかりではないかもと思う。ひとは上から蓋をされていると光を求めて足下を掘るのではないか、だから、奥行きのある人間になるのかもしれないなと思ったりする。

 

わたしは料理が好きだけれど、すさまじく不器用で手際が良くないし包丁も遅い。どれくらい不器用かというと、家庭科の成績表で2をとったこともあるし、美術の工作では2のバツをくらったことも、あるくらい。ひとから直に何か教えてもらってそれを指先で再現する…ということがうまくできない。昔はそれでかなり苦労したけれど、マイペースにさせてもらえる今は特に不便はない。

「子どもの宇宙」河合隼雄著

「子どもと学校」がひしひしと沁みたので「子どもの宇宙」も図書館で借りてきて読んだ。河合隼雄さんの著書は、20代の頃たくさん読みふけり、30代にはすこし物足りなく感じて離れ、この40代、久しぶりに手に取りやっぱり良いなと思った。

 

子どもといることに正しい答えはなにもない、いつも紙一重の綱渡りだと、あらためてぞくぞくしました。