<< August 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< W「Tweezer Reprise」/ phish | main | 夏休みする >>
ひとそれぞれ

昨日、鳥取の母親から電話があり「お盆は帰ってこなくていいから」と言われた。県知事が今後発症者の職場や住所を公開する条例を推進しているらしく「福岡はすごく感染者多いでしょう?ね?万が一コロナになったらお父さんとお母さんもうこのマンションに住めなくなるから」だそう。なんと。母は長年勤めた職場を”東京からの往来者が多いから”という理由で退職までしていた。

”コロナ観”って本当にひとそれぞれで、まるで政治の話題のようにうかつなことは言えないし、地域差もすごい。新聞とテレビが情報源の両親に、わたしが「大丈夫だよ」と言っても怒られるだけだし、なにより、鳥取で詳細を公開されたら生きていけないのは本当で「そうか。ではそうします」と言うだけにした。電話口の母はもう数年は会えないね…くらいの雰囲気だった。「いろいろなことはもうそちらで済ませて。お父さんとも話してたけど、あなたとそうちゃんが元気で幸せだったらそれでいいからね。そうちゃんの写メだけ毎日送って」とのこと。そ、そうなんだ。

 

電話を切ったあと、なんだか不思議な開放感があった。両親の教育方針は”娘が20歳までは厳しく仕付ける”で、「実家から出るな。県外には出るな」で育てられ、20歳からは一転”自己責任”となり、ピアスもバイクも煙草にも何も言われなかった。その極端な落差のせいか、未だに両親が何にどう反応するのかいまいちよくわからない。でも、どうやら今の両親の最重要事項はコロナウイルスらしいし、わたしの想像以上にわたしたちについてあっさりしていた。意外だった…。

 

そうかそうか、ではそういうことで…。こちらはこちらでがんばっていきます。なんだかずいぶん身軽になった気分だなあ。