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小学生の夏

お盆休みは鳥取に帰っていました。

義実家で親戚家族とバーベキューして花火して海に泳ぎに行って、いとこ家の柴犬チョビとたくさん遊んで、わたしの父母と山に行ってジンギスカン食べて、あちこちで欲しかったおもちゃと本を買ってもらっておこづかいもらって…、四六時中家族がたくさんいて甘やかされて息子大満足の3日間。

それから1度太宰府に戻ってから、大分に1泊だけ家族旅行に行きました。サファリパークとSPICAと宇佐神宮に行って、鳥天を食べて帰ってきました。大分は台風が過ぎた直後で、ひとも道路もすいていてとても良かった。

小学生らしい夏休みにできたなあ、我々はよくがんばった…と夫とわたしも達成感のあるお盆だった。それにしてもお肉をよく食べた。日に焼けた。良いお休みだった。太宰府はうるさかった蝉の鳴き声がやみ、もう鈴虫の声に変わった。夏もすぐに終わる。

熊谷和徳さん @UNION SODA

熊谷和徳さんのタップダンスをUNION SODAに家族で観に行きました。

 

すばらしかった。3年前くらいに観たときよりもさらに深みが増したように感じた。スタンディングでお酒片手にかけ声でもあげながら、ゆらゆらと気楽に観れたらなとも思ったりしたけれど、熊谷さんのタップは哀しみや切なさもすごくあるので、全員着席で固唾をのんで見守る雰囲気も、それはそれで良かった。壮介は、最初はにこにこして大喜びで観ていたけど、途中からリズムに誘われて半分寝ていた。ひとつのパフォーマンスが終わるたびにがんばって身体を起こして拍手をしていた。

 

息子はとにかくどこでも誰にでもお喋りで、思ったことはすぐ口に出さずにいられないので、ライブや美術館などにもなかなか連れていけないけれど、今日は、演者のパフォーマンスが終盤に近づくキンとした静けさのとき、ついついこどもが無邪気に放っちゃう「もうおわる?」とか「これでおわり?」という禁句を(大声では)言わなかったので、とても良かった。進歩。

 

よく、小さな頃から美術館などに連れて行きましょう感受性を育てましょう…というけれど、あれはちょっと疑問。

作品集「Close Your Ears」

 

 

 

 

 

撮影/寺岡圭介

長野にある美篶堂さんに、荒木さんジュンコさん寺岡さんが見学に行き、作業の様子を撮影したたくさんの画像や動画を送ってくれました。それをひとつひとつ観ていたら、なぜだかぼろぼろぼろと涙が出てきて止まらなくなってしまった。うれし涙じゃない、切ないような反省するような涙だった。

なんだろう、この感じ…そうか、作業する方々の手を観ていたら、なぜか両親のことを思い出したのだった(まだ元気に生きてます)。わたしが赤ん坊の頃、母と父はこのような手つきでわたしを扱ったのだろうと思った。荒木さんジュンコさん寺岡さん、デザインのサイトヲさん、美篶堂のみなさん、他少なくない方々がこのような手つきで携わり、本ができた。

 

わたしは今までひとりぼっちでつっぱって生きてきたような気分でいたけれど、そんなことはないのだとしみじみ思った。超大切に扱われている自分の絵を観ていて、重なったのだった。自分の描いた絵はやっぱりこどもみたいなものなんだ、と認めたりした。

 

最近、感覚が思考より先にくることが多い。なにかの感覚がきてからそれをつたって自分の思考を知る感じ。

 

スカイツリー、大久保、i-phone

高円寺での個展のため、しばらく壮介とふたりで東京に滞在していました。最終日、壮介希望のスカイツリーに登る。この眺めが飛行機などではなく建物からの景色ということ。これを建設してる最中には屋外で作業をしていたひともいたはずで。なんてクレイジーなんだろう。地ベタで絵を描くことなんて平凡なことだ。スカイツリーは想像以上におもしろかった。期間中「安いから」と大久保に宿をとりましたが、あの街もディープでおもしろかった。東京は、桁違いで大都市だなあと改めて思う。そしてi-phoneとsuicaがあれば、適当なプランでもスムーズに移動できることが、ちょっとへんな感じ。

壮介はわたしと違うこれからの世代。その世界がどんな場所でも、たくさんのことをおもしろがれるといい。

贋作 桜の森の満開の下

縁あってチケットをお譲り頂き、寝不足のまま、ほとんど何も考えずに観に行ったら、圧倒されて帰ってきました。

 

坂口安吾の小説と同じ夜長姫の最期の言葉には、共鳴はしないけど感銘は受けます。狂気とか修羅とか業とか「大変そう、早死にしそう」とわたしなんかは腰が引けますが、そういう火花みたいに散る美しさがあってこそ、この世に醍醐味があるのだろうと思ったり。ざことして端から目撃するだけでもいい。

深津絵里さんの夜長姫、素晴らしかった。